冥花すゐ先生『ソムニア』を解説します!
間違っているかもしれませんので、いち意見として読んでいただければと思います。
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『ソムニア』BL漫画を解説!【PR】
チューリップ
まずは、チューリップです!
単話の表紙(左)では、寧は赤いチューリップの花束を抱えています。単行本の表紙(右)では、黄色のチューリップを。
- 赤いチューリップの花言葉は、「愛の告白」
- 黄色のチューリップの花言葉は、「望みのない恋」「報われぬ恋」
という意味があります。
わたしが黄色に見えているチューリップが、白に見える方もいるかもしれません。白いチューリップだとすると、花言葉は「失恋」「失われた愛」になります。どちらにしても良い意味ではありませんね(*´Д`)
なぜ、単話と単行本でチューリップの色がちがうのか???そして、チューリップを持ってるのが寧だということ。
寧が花言葉を言ってるのだとすると、「愛の告白」をしたけど、それは「報われない恋」となってしまったということではないのか、そんな風に思いました。
霧崎が寧に送ったのだとすると、「愛の告白」をしてるけど、寧には届かない「報われない恋」なのかなと。でも、寧は、チュリーップで気管支の発作を出していたので、医者として寧が苦しむかもしれない花を贈るとは思えないんですよね・・・。
『ソムニア』考察
物語を通じて、ずっと霧崎の寂しさみたいなものを感じていました。
寧は、自分が死んだあとの霧崎を思い、霧崎の気持ちと向き合うことをしてきませんでした。霧崎はそんな寧のことを尊重していましたが、本当は、寧に”生きたい”と言って欲しかったんだと思います。
物語は複雑ですが、いっかんしているのは”霧崎は、寧を愛していた”ということ。
『ソムニア』結末・最後
『ソムニア』を最後まで読むと、「え!?」ってなりますよね!すぐに理解できる人は少ないんじゃないかと思います。解説がなく「THE END」になってしまいました・・・。
霧崎は、寧を生かすために大金が必要でした。霧崎にとって寧いがいのことはどうでも良かったはずだから、犯罪に手を染めるくらい何てことはなかったのかもしれません。
だから、悪いことをしていた霧崎にとって、最後は因果応報と言ってもかごんではありませんね。
そして、意見が分かれるのはここだと思います!!
寧はどうなったのか???
霧崎より先に逝ってしまっていたのか、1人になってしまったのか、はっきり書かれていません。
もし、寧が1人残されてしまっていたのだとしたら、黄色いチューリップにも意味があるのかなと思います。庇護者である霧崎がいないとなると、寧はたちまち悪くなってしまうでしょう。
または、この世では結ばれないから「報われない恋」なのかもしれません。
電話で【天使】というワードが出て来ました。天使は、寧のことにほかなりません。すでに天使になっているから天使なのか、天使のような存在だから天使なのか、どちらにも取れます。
病気を患っていた寧なので、ふつうに考えればすでに亡くなっている、と考えられます。だったら、寧が持つチューリップは、ピンクや紫でも良いのではないか、そうも思えます。
ピンクのチューリップの花言葉は、「誠実な愛」。紫のチューリップの花言葉は、「永遠の愛」です!なぜ、黄色のチューリップにする必要があったのか謎がわいてきます。
ただ、寧が幸せそうな表情だったので、ハピエンということにしておきます!
切ないなかにも永遠の愛を感じることができる作品でした!!
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