朝田ねむい先生『Dear, My God』をレビューします！
朝田先生の作品は、『スリーピングデッド』で知ったうさ子です。
その後『アイ、セイ』、『鷹虎くんとオメガたち』を読んだところで止まっていたのですが、『Dear, My God』が祥伝社で重版されていることを知り読んでみました。
単行本『Dear, My God』は、「Dear, My God」と「はなばなし」の2作品が収録されているオムニバスです。
『Dear, My God』を読んだ感想を一言で言うと、
おすすめ度は、星4.5！
どんなBLマンガか簡単に言うと、
Dear, My God
オムニバス2話を収録。教団の教えで強盗をはたらいたカルト信者と、カルト教団に挑むイケメン神父の物語。エロあり
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『Dear, My GOD』あらすじ
主人公は、教会の神父です。用事があり、車で町へ行くところ。シスターたちに買い物を頼まれました。神父は、食料と水を買いに店へ。車椅子の店主とあいさつを交わします。店主の後ろには見慣れない男…新しく雇った人だと思った神父は、倉庫にある食料と水を運ぶのを手伝って欲しいと声をかけます
男の手元をみると、ナイフを持っているではありませんか！！店主を脅してるようす…。店主はすきをねらい、男の顔面をビンで殴ります。神父が、倒れた店主を起こしていると「男を捕まえてくれ」と頼まれ。。。
神父は、裏路地に探しに行きます。すると、ごみ箱のかげに男を発見！
「自分は神父だ」と告げます。”なぜ強盗したのか”男に問いただすと、「神の教え」だと答えが返って来て…続きを無料で試し読みしたい場合はこちら！
『Dear, My God』登場人物
ロース司祭
ロース司祭は、教会の神父です。教会は村にあります。黒髪でガタイがよくイケメン。優しい性格で芯が強いです。実は、昔悪いことをしていました。リブより年上です
リブ
リブは、カルト教団の信者です。素直で信じやすい性格。親、兄弟、恋人、友達はいません。
絵が上手。前歯がなく、ロース司祭より背が低め。体にはタトゥーが入っています
タン導師
タン導師は、年配の男性で、カルト教団の指導者です。
『Dear, My God』ネタバレ感想
『Dear, My God』は、2016年の朝田先生の作品です。
これ、「神父様カッコ良すぎんかー！！！」
朝田先生が描かれた黒髪男性の中で、1番好き。もっと見たかった、、、オムニバスでは足りません。
横顔の美しさもさることながら、凛としたたたずまいがステキ。
カルト教団の教え
リブは、カルト教団の信者です。なぜ強盗を働いたのか！？教団の教えをみていきますね。
【教団の教え】
- お金は「悪いもの」
- お金を集め、神へ献上することが善行(救い)につながる→結果「幸福の地」へ行ける
- 「幸福の地」へ行くためには…
- ① 男は女を。女は男をつがいにして1人を救い、すべてのお金を神へ献上すれば行ける
- ②つがいがいない場合は、善行をつむと行ける
ロース司祭 VS カルト教団
『Dear, My God』の見どころは、ロース司祭 VS カルト教団！
リブは、教団の教えのせいで、お金を「悪いもの」だと思っています。
リブをほおっておけないロース司祭は、カルト教団に潜入。
しかし、あえなく捕まってしまいます…。
ロース司祭は殺されてしまうのか??
ロース司祭は、リブを救いたい一心でリブに寄り添い話しを聞いています。
その姿は、何もかもを受け入れてくれる神様のよう。
タイトルの『Dear, My God』につながる部分です。静かに闘う戦士のようでした。
リブがカルト教団に入信した理由
リブがカルト教団に入信した理由は、過去にあります。
次つぎと悲しいできごとが起こり、リブは心がすさんでいきました。。。
リブは、姉と両親の4人家族です。
リブの両親は、ある宗教に入信していました。わたしから見ると、両親が入信していた宗教はカルトだったかもしれません！
小さなリブたちは、教会の人間にせっかんを受け、背中には今も痛々しいあとが残っています。
そして、両親の死・・・。
その後、姉は事故で亡くなり、リブはひとりぼっちになってしまったのです。
エチシーン
エチシーンは、あります！白抜きで表現されていますよ。
はじめのエチに少し違和感があり、ん?ってなりました。
そんなスムーズにはいかないでしょう・・・と。
でも、ロース司祭の裸が見れただけで満足。エロいんですよー。大人の色気がたまりません！！！
そして、リブの体にはタトゥーが入っています。体がキャンバスでタトゥーが絵、まるで絵画ですよ。
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次に、オムニバスの2作目『はなばなし』をレビューします。
『はなばなし』あらすじ
主人公は、夜道を歩いて帰っています。お酒を飲みすぎたためちどり足。花屋「花のミキ」の前を通ったとき、なかからガタンッ！と音がしました。花屋のなかをのぞくも、店主はいません…かん違いか、と思い花屋をあとにしようとすると、「ハナ」と呼ぶ声がきこえてきます
ふと足元を見ると、ひと鉢の花が！店の中にしまい忘れた花だと思った主人公は、家へ持ち帰ります。翌朝、花に話しかけていると、花が話し返してきて…続きを無料で試し読みしたい場合はこちら！
『はなばなし』登場人物
ハナ
ハナは、お酒が好きな会社員です。よく酔っ払っています。
ミキ
ミキは、人間の言葉がしゃべれる花です。鉢植え。ハナが花屋の前から持って帰りました
『はなばなし』ネタバレ感想
『はなばなし』は、鉢植えの花が話しだすというファンタジーBLです。
朝田先生って、人の本質を描かれるのがうまい！！
常識のななめ上をいくことが多く、ストーリー展開に驚かされです。
「花のミキ」では、ミキを歓迎していたはずのハナが、だんだんとミキをうとましく思う気持ちが描かれています。
ハナはいぜん、「花のミキ」の鉢植えを割ったことがありました。
車で店前を通ったとき、前輪で引いたみたい。
車から降りて謝るべきところ、車の中からお金を払うあたりがマジでクソ！です。
だらしないハナと、人の言葉を話せる花がどんな最後を迎えるのか、本編を見てくださいね。
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『Dear, My God』詳細
| 作家名 | 朝田ねむい先生 |
| 出版社 | 祥伝社 |
| 雑誌 | onBLUE |
| 価格 | 660円(税込) |
| ページ数 | 201p |
| 配信日 | 2016年5月17日 |
『Dear, My God』を無料で試し読みできる電子書籍サイト
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『Dear, My God』ネタバレ感想 まとめ
以上、うさ子による『Dear, My God』の感想レビューでした。
まとめると、
- 『Dear, My God』は、オムニバス
- 「Dear, My God」と「はなばなし」の2作が収録されている
- 神父×カルト信者
- 神父 VS カルト教団
- 神父がイケメン！
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